最近人気急上昇の「クリアカヤック」をやってみたい。どんな感じなの?
こんにちは、島原やぎ世です。
実はわたくし、運動が大の苦手でして…。特に水泳が…。
そんな運動音痴の私が沖縄県の本部町でクリアカヤックに初挑戦!
その様子をお届けいたします。
目次
クリアカヤックってどんな感じ?
沖縄といえば透き通る海、サンゴ礁の中を泳ぐ魚たちを見るのが醍醐味ですよね。
でも、ダイビングやシュノーケリングをするのは自信がない…。ボートを漕いでもいつも変な方向に行ってしまう…そんなあなたにもぴったり。カヤック本体が透明なので、美しい沖縄の海をお手軽に堪能できます。また、現地ガイドさんが横についているのでとても安心。
今回は沖縄本島北部を中心に、シュノーケリングやサーフィン、SUP、洞窟探索などのツアーガイドをしている「Nice Time Okinawa」で体験した様子をお届けします。
さて、どんなツアーになったのでしょうか?
クリアカヤックツアーの価格はいくら?
クリアカヤックコースの料金は
2名以上 6000円
小学生 5000円
小学生未満 4000円
1名のみ参加 8000円
カヤックに乗って楽しんでいる様子を、地元ガイドさんが写真に撮って送ってくれます。これは帰った後でも楽しめて、嬉しい特典ですよ。
予約した当日の朝、ホテルのカーテンを開けると、あいにくの曇天。波も荒く、薄曇りの天気でした。それも寒い12月。こんな状態でできるのかな…そんな心配をしていたところ、一本の電話がかかってきました。
今回、ガイドをしてくれたMさんからでした。
「天候があまり良くないし、波が荒いのでどうしますか? 集合場所が変わるけれども、穏やかな場所を選んで行うこともできますよ」
ガイドさんができると言っているし、せっかく来たのだからとお願いすることにしました。待ち合わせ場所は「ゴリラチョップ」。変な名前と思いましたが、ちゃんとスマホの地図にも出てきました。沖縄美ら海水族館へ通じる道沿いの海岸にある岩の名前です。
ゴリラがチョップしているような形の岩があるためこの名前がついた、とMさんが教えてくれました。
クリアカヤックの所要時間はどれくらい?
クリアカヤックツアーの所要時間は約90分です。
両端に水かきのついたパドルの持ち方、方向転換や止まる方法などを陸で習った後、いよいよカヤックへと乗り込みます。濡れてもいい服の上にライフジャケットも着用しているので安心なのですが、ほとんど泳げない私はドキドキです。
二人乗りはコンビネーションが大切、とMさん。思ったよりカヤックが細くてバランスを取りにくく、波も荒いのでなかなか思ったように進みません。なんとかパドルを動かせるようになると「下を見てください」と言われました。
なんと足元で熱帯魚が泳いでいるではありませんか!
沖縄北部の海は透明度が高いので、クリアカヤックから海中で泳ぐ魚を観察することができます。こんなに近くで熱帯魚を見たのは初めてでした。サンゴ礁を出たり入ったりする小さなクマノミの姿まで見えます。
Mさんから魚肉をソーセージをもらい、海の中に放ちます。すると、面白いように魚が集まってきました。手のひらに魚が食いついてくる感触にはしゃぐ私たち。前日に行った、沖縄美ら海水族館の魚たちが次々と手元にやってきます。
慣れてきたので沖に出てみることに。ゴリラチョップは比較的、波が穏やかなので、天候が悪い日には地元ダイバーたちがこぞって訪れる場所だそう。しかし、波が邪魔して漕いでも漕いでもなかなか進めません。カヤックが左右に大きく揺れるばかり。
すると、横にいたMさんがカヤックの先端に紐をくくりつけ、スイスイとSUPを漕いで連れて行ってくれました。二人乗りの大きなカヤックをいともたやすく。
救世主Mさん♪
存分に楽しんで無事に浜までたどり着き、さぁ降りましょうという時です。
同じ体勢でしびれたのか、波に足をすくわれ、お尻からドブンと沈んでしまいました。透明で美しい水の中でブクブクと浮かび上がる無数の気泡。
ブクブクブクブク……。
手足をじたばたさせ必死で顔をあげようとしますが、もがけばもがくほど沈んでいく身体。
私はこのまま海の藻屑となって、魚たちの餌となるのか?!
さようなら、楽しい思い出をありがとう……。
半ばあきらめかけていましたが、思い切って足を地面へと伸ばしてみました。
あれ、立てる?
なんてことはない、ひざ下までの浅瀬でした…。後ろでは夫とMさんがキョトンとしています。そして、波間に響く大爆笑。二人でお腹を抱えて笑っています。恥ずかしい……。そんなに笑わなくても……。
クリアカヤックの感想
波が荒れていたので漕ぐのが大変でしたが、水族館でしか見たことのない魚たちを間近で見られる喜びは体験しなくては分かりません。
沖縄らしいマリンアクティビティをやってみたかったのですが、泳げない私は二の足を踏んでいました。しかし、クリアカヤックならお手軽で安心です。(溺れそうになりましたが…)
後からMさんから写真付きのメールがきました。「奥様、最高でした!」と。Mさんにとってもある意味、いい思い出になったのではないでしょうか…。
まとめ
旅の恥はかき捨て
恥ずかしい思いは後に笑い話になります。そして、忘れられない思い出となります。地元の方との交流も生まれます。
恥をかき捨てながらも、新しいことにどんどん挑戦していけるのが旅のいい所かもしれません。
もし失敗してたとしても、美しい沖縄の青い海と空が「なんくるないさー」と、きっと癒してくれることでしょう。
私も沖縄で恥をかき捨て、忘れられない思い出が一つできました……。